オールドノリタケの魅力 オールド・ノリタケ写真集製造技法についてオールド・ノリタケ裏印集レストランご案内ミュージアムご案内


   左写真:インク壺(1918〜1941)
        アールデコ調。フィギアをあしらったラスター彩が美しい。
   右写真:化粧用具セット<ドレッサーセット>(1923〜1940)
        小物皿、ヘアーレシーバー、ハットピンホルダーなど。
 味わい深いアンティーク食器にはそれぞれ物語があります。中でもオールド・ノリタケは欧米のコレクターが目を輝かせる魅力があります。
 その魅力の一番はなんといっても華麗な彩色とヨーロピアンなデザイン。日本の職人ならではの繊細なタッチとヨーロピアンタッチの融合がなんともいえない魅力をかもしだしています。
 しかしその精巧さを見るにつれ一つの疑問が頭をよぎります。明治期の日本にこれだけの風合いを出せる職人がいただろうか?
実はそれには明治維新の廃藩置県政策などによる大名失職が関係しているのです。
 当時、お抱えの画家や絵師たちが暇をもらうことになり、その弟子や末裔たちが陶磁器の染め付けなどに活路を見出しました。そうした日本独自の伝統芸術を引き継いだ優秀な人材がいたからこそ、海外から送られてきた図案をハンドペインティングで再現でき、模倣の域を越えた輝きを放つことができたのです。